中小企業診断士とは

簡単に説明すると、中小企業の経営課題(財務、労務、生産、事務等)について診断や助言・コンサルティングを行う専門家です。

ただ実際には、中小企業診断士の資格を取得後、コンサルティング会社や専門機関で働かず勤め先の会社のみの診断等を行う「企業内診断士」が多いのが現状です。

詳しくは、一般社団法人中小企業診断協会に記載があります。

試験日程

1次試験(マークシート) 8月上旬の土・日
2次試験(筆記) 10月下旬の日曜日
2次試験(口述) 12月中旬の日曜日

1次試験

1次試験概要

試験の方法 選択式
受験資格 年齢、学歴等に制限なし
試験科目 経済学・経済政策
財務・会計
企業経営理論
運営管理( オペレーション・マネジメント )
経営法務
経営情報システム
中小企業経営・中小企業政策
試験日 8月中旬の土・日
受験料 13,000円
試験時間 1科目60分か90分(科目により異なる)
合格点数 7科目各100点(合計700点満点)
合格基準 第1次試験の合格基準は、総点数の 60% 以上であって、かつ 1科目でも満点の 40% 未満のないことを基準とする。※1
科目合格基準は、満点の60%を基準とする。
試験科目の一部免除 申請により試験科目の一部が免除される。
(1) 科目合格による免除
(2) 他資格等保有による試験科目免除
科目合格の有効期限 一部の科目だけに合格した場合は、翌年度及び翌々年度の第1次試験を受験する際、受験者からの申請により当該科目が免除され、3年間で 7科目すべての科目に合格すれば第1次試験合格となり、第2次試験が受えうことができる。
合格率 約20%

※1 問題の難易度に応じて合格ラインが上下する場合があり

1次試験日程

月日 試験時間 配点 試験科目
1日目 10:00 ~ 11:00 60分 100点 経済学・経済政策
11:30 ~ 12:30 60分 100点 財務・会計
13:30 ~ 15:00 90分 100点 企業経営理論
15:30 ~ 17:00 90分 100点 運営管理( オペレーション・マネジメント )
2日目 10:00 ~ 11:00 60分 100点 経営法務
11:30 ~ 12:30 60分 100点 経営情報システム
13:30 ~ 15:00 90分 100点 中小企業経営・中小企業政策

2次試験

2次試験(筆記)概要

試験の方法 筆記
受験資格 1次試験合格者
試験内容 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 4問
試験日 10月下旬の日曜
受験料 17,200円
試験時間 各80分
合格点数 各100点(合計400点満点)
合格基準 総点数の 60% 以上であって、かつ 1科目でも満点の 40% 未満のないことを基準とする。※科目合格はなし
合格率 約20%

2次試験(筆記)日程

月日 試験時間 配点 試験科目
1日目 10:00 ~ 11:20 80分 100点 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I
11:40 ~ 13:00 80分 100点 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II
14:00 ~ 15:20 80分 100点 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III
15:40 ~ 17:00 80分 100点 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV

2次試験(口述)概要

試験の方法 口述(面接)
受験資格 2次試験(筆記)合格者
試験内容 筆記試験の事例などをもとに個人ごとに面接の方法により行う。
試験日 12月中旬の日曜
試験時間 約10分
合格率 ほぼ100%