近年、大企業では業種に関わらずFacebookやTwitterなどのSNSをマーケティングに活用しているのが目立ってきています。
その一方で、中小企業の場合は飲食店や美容室などではSNSを運用しているのをたまに見かけますが、大企業と比較すると少なく感じます。
「中小企業でSNSの活用は意味があるの?」
「そもそも見てくれるの?」
このような考えをお持ちではないですか?SNSの活用は、予算が限られている中小企業や個人事業主にも適しています。
そこで今回は、中小企業がSNSを活用する6つのメリットを紹介します。
中小企業がSNSを活用するメリット
中小企業がSNSを活用する場合には以下の5つのメリットがあります。
- 採用活動に役立てることができる
- 低コストで活用することができる
- 簡単に投稿できる
- 情報を拡散してもらえる
- ファンを作り、ファンと交流することができる
- ターゲットを絞って広告を配信することができる
メリット1:採用活動に役立てることができる
SNSで従業員が働いている様子や製品を作っている様子、会社行事を写真や動画で投稿することで、社内の雰囲気やどんな会社なのかを伝えることができ、「働いてみたい」と感じるきっかけになる可能性があります。
また、入社後すぐにやめてしまうといった悩みを持っている中小企業も多いと思いますが、こういった情報を公開しておくことで「入社前と入社後のギャップ」を埋めることができ、「離職を減らすことも可能」となります。
また、SNS上で気軽に質問できるようにしておくことも重要です。
メリット2:低コストで活用することができる
テレビやラジオ、新聞、雑誌などのマスメディアを使って情報発信を行う場合、莫大な費用がかかります(ただし、プレスリリースを使えばほぼ無料で情報発信は可能)。
Web広告はマスメディアと比較すると低コストで済みますが、ある程度は費用がかかってしまいます。
その一方、LINE、Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSアカウントは無料で作成でき、情報発信や顧客との交流なども無料で行うことができます。
つまり、広告費をかけずに自社の宣伝をすることでき、中小企業でも活用できます。
メリット3:簡単に投稿することができる
ホームページ等で情報発信する場合はHTMLなど様々な知識が必要となります。
ですが、SNSの場合は文章を入力して写真や画像、動画を上げるだけなので難しい知識は必要ないため誰でも簡単に投稿することができます。
メリット4:情報を拡散してもらえる
SNSに投稿したものが、Facebookの場合は「シェア」、Twitterは「リツイート」されると、その投稿を拡散してくれる機能が備わっています。
<例>
A社のTwitterの投稿をA社のフォロワーであるBさんが「リツイート」しました。
するとBさんのフォロワーであるCさんにA社が投稿したものが届きます。
このようにフォローされている人が気に入った商品や情報は、他のユーザーに拡散されるので新たな顧客を獲得することが可能となります。
中小企業の場合は大規模な拡散はあまり期待できませんが、地道に活用することで少しずつファンが増やしていくことが可能です。
メリット5:ファンを作り、ファンと交流することができる
SNSで情報発信等をすることにより、アカウントをフォローされることがあります。
フォローされるということは少なからず興味をもっている = ファン となります。
そして、SNSは一方的な情報発信を目的として運用している企業もありますが、SNSにはメッセージ送信やアンケートを取る機能が備わっています。
この機能を使いファンと双方向のやり取りをすることこそがSNSでは重要となってきます。
SNSは「1対多数」のツールだと思いがちですが、SNS「1対1」のコミュニケーションツールとして活用できます。
中小企業だからこそファン(顧客)一人一人の生の声に耳を傾け、大手企業との差別化を図ることが重要です。
メリット6:ターゲットを絞って広告を配信することができる
SNSでは広告を配信することができます。多少費用がかかりますが、ターゲットを細かく絞ることができるため中小企業におすすめです。
例えば以下のような項目で絞ることができます。
- 都道府県、市町村
- 年齢
- 性別
- ライフスタイル
- SNS内で取った行動など
上記で紹介したもの以外にも様々な項目で絞ることが可能です。
SNS活用の成功事例
以下の3つのサイトでSNSの活用事例を紹介しています。参考にご覧ください。
SNS活用のデメリット
ここまで、SNSのメリットを紹介してきましたが、SNSにはデメリットがあります。
ご存知だとは思いますが、「炎上」です。
「万が一炎上が起きてしまった時にどう対処するべきか」、「炎上を起こさないような運用・管理体制をどうするか」といったガイドラインを作成しておく必要があります。
最後に
SNS利用者は増加傾向にあり、今後ますます中小企業にとっても企業と個人とをつなげる重要なものとなってきます。
まだSNSを導入していない場合は導入を検討してみてはいかがでしょうか?