過去問H22年 第4問
次の商品有高帳(単位:円)に基づき、A 品の先入先出法による月間の売上原価と次月繰越高として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
解説
答え エ
まず、先入先出法とは、先に仕入れた商品から販売していくという方法のことです。
では、売上原価から見ていきましょう。 7月13日に、
50個 単価600円 売上原価30,000円
となっています。
7月25日に、40個売上を計上しています。 7月13日の残高欄に40個残っているのでこれを使用します。
40個 単価600円 売上原価24,000円
7月29日の売上は、7月19日に仕入れた商品を販売したことなります。
20個 単価640円 売上原価12,800円
以上の3つを合計すると、
30,000 + 24,000 + 12,800 = 66,800円
ということで売上原価は66,800円となります。
続いて次期繰越高です。 受取数量から払出数量を差し引くと30個となります。 受取数量に仕入戻しがあることに注意して下さい。
30個 単価640円 次期繰越高19,200円
ということで次期繰越高は19,200円となります。
以上のことから答えは、 エ 売上原価:66,800円 次月繰越高:19,200円 となります。