【中小企業診断士】財務・会計過去問解説「H22年第10問」

過去問H22年 第10問

製品 X(価格600円、単位あたり変動費360円)と製品 Y(価格1,000円、単位あたり変動費700円)の実行可能な販売数量の組み合わせは下図のとおりである。利益を最大にする販売数量の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 h22-zaimutoi10

解説

答え イ

まず、製品X、Yの貢献利益を見てみましょう。

製品X:600 – 360 = 240円 製品Y:1,000 – 700 = 300 円

製品Xより製品Yのほうが貢献利益が高いことがわかります。 図の点線の交点を原点とすると、製品Xの生産を1個増やすためには、製品Yの生産を1個減らす必要があります。 また製品Yの生産を1個増やすためには、製品Xの生産を1個減らす必要があります。 以上のことから製品Yをできるだけ多く生産した方が利益が多くなることがわかります。 ということで答えは、 イ Xの販売数量:1,500  Yの販売数量:3,000 となります。